空挺ドラゴンズがナウシカに似てる?宮崎駿やジブリとの関連を考察

空挺ドラゴンズがナウシカに似てる?宮崎駿やジブリとの関連を考察

桑原太矩先生の漫画作品『空挺ドラゴンズ』。

2020年1月からのアニメ放送で、話題の作品です。

そんな『空挺ドラゴンズ』ですが、「ナウシカっぽい」「パクリ?パロディ?」など、【ナウシカ(宮崎駿)っぽさ】が話題となっています。

ということで、『空挺ドラゴンズ』がナウシカに似ていると言われている理由や、偶然なのか?という点について調べてみました。

空挺ドラゴンズがナウシカに似てると話題!

桑原太矩さん原作の『空挺ドラゴンズ』という漫画作品。

確かにナウシカに似ている点が目立ちます。

~『空挺ドラゴンズ』がナウシカに似ているポイント~

・台詞がナウシカを連想させる
・絵柄がナウシカと似ている
・服装、飛空艇などのデザイン
・龍が蟲のような造形

各ポイントについて、順番に考察していきましょう。

台詞がナウシカを連想させる?

『空挺ドラゴンズ』で出てくる台詞の中には、「なんだかジブリっぽい?」という言葉が出てきます。中でもわかりやすいのがこの台詞です。

「この子を群れに返します!!」

この台詞、ナウシカ的ですよね。劇場版『風の谷のナウシカ』の終盤を連想させます。

台詞が似ている、というだけではありません。

物語の展開の方も、ナウシカやラピュタをオマージュしたようなエピソードが描かれます。

後述しますが、明らかに意図的に似せていますね。

「ナウシカ関係者に怒られないのかな?」と勝手に心配になってしまいます(笑)。

絵柄がナウシカと似ている?

絵柄について、一目見てわかるのが、圧倒的画力です。

宮崎駿さんの漫画のタッチに似ていると言われる点は、次のような部分でしょう。

・一枚の絵の情報量
・手描きの直線
・影の入れ方

『空挺ドラゴンズ』では人工物も手作りされているという世界を表現するために、定規を使わずに線を描いているようです。

また、影の線が多いのも特徴でしょう。

この表現方法は宮崎駿さんの作品でも見られますよね。

表現方法に加え、作者自身の画力の高さもあって、なおさら絵が似ていったのかもしれません。

また、表紙などの色使いが酷似している点も、絵の素人が見ても「ナウシカみたい」と言われる理由でしょうね。

服装、飛空艇、龍などのデザインや要素

服装、飛空艇、龍などのデザイン

表紙を見て印象的なのが、青い服装です。

色だけで「パクリ」と言うのは早計ですが、ナウシカを想像した時に、青い配色が頭に浮かぶ方は、多いのではないでしょうか。

さらに飛空艇のデザインや質感は宮崎駿作品、特にラピュタなどを連想させます。

龍の造形も蟲のように見えるため、さらにナウシカっぽいです。

配色、服装、飛空艇、龍……と要素が揃ってくると『空挺ドラゴンズ』の第一印象が、「なんだかナウシカっぽい」と思われるのも無理はないかもしれません。

空挺ドラゴンズのあらすじや漫画・アニメ概要

※「というか、そもそも『空挺ドラゴンズ』をよく分かってない」という方のために、基本情報もまとめておきます。

作者名:桑原太矩
ジャンル:青年漫画
出版社:講談社
掲載誌・レーベル:good!アフタヌーン

~あらすじ~

龍を追って、世界の空を往く捕龍船『クィン・ザザ号』。大物を捕まえれば一攫千金、獲りたての肉も食べ放題。でも、失敗したらもちろんお陀仏。空と龍に魅せられた乗組員たちの大冒険の旅&世界グルメ紀行!

あらすじはナウシカとは似ていませんね。作者は、似ている件を認めているのでしょうか?

空挺ドラゴンズの作者・桑原太矩も宮崎駿の影響を認めている

では実際、宮崎駿作品の影響を受けているのでしょうか。

桑原太矩先生はインタビューで、次のように語っています。

「宮崎駿先生の影響はめっちゃ受けています」

「『風の谷のナウシカ』も、手癖で描いた線がそのままたくさん残っています。それでもいいなって思えたからこそ、『空挺ドラゴンズ』の絵柄もできたんだと思います。」

ハッキリと認めていて、好感が持てますね。

宮崎駿さんへのリスペクトと、絵柄が似ている点についても語ってくれました。

作ろうとしている作品に合った技術を取り入れて、参考にしたという発言でした。

「作者がスタジオジブリ関係者だったりするのかな?」と思った人もいるかも知れませんが、ジブリとは無関係のようです。

原作者にジブリ関係の仕事をしていた経歴はありません。

桑原太矩先生は、大学卒業後に2010年アフタヌーン四季賞の佳作を取り、「good!アフタヌーン」で『空挺ドラゴンズ』を連載しています。

~漫画家・桑原太矩の経歴~

1985年5月20日生まれ。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。2010年アフタヌーン四季賞にて『鷹の台フリークス』で佳作、2011年同賞にて『ミミクリ』で準入選を受賞。『とっかぶ』全④巻刊行。現在、「good!アフタヌーン」で『空挺ドラゴンズ』を連載中。

ちなみに『風の谷のナウシカ』公開時は、まだ「スタジオジブリ」という会社が存在しませんでした。

なので厳密に言えば『ナウシカ』の制作会社は「トップクラフト」なのですが、どちらにしても漫画家・桑原太矩先生とは関係ありません。

空挺ドラゴンズは日常メシ漫画 パクリというかパロディ?

『空挺ドラゴンズ』には、日常漫画であり、グルメ漫画です。

作者はインタビューで次のように語っています。

「狩る人々を描くなら、ちゃんと食べるところまで描かなきゃいけないだろうと思って、グルメ要素は後から追加しました。」

日常を描いていく上で、切っても切り離せないのが「食」だったということでしょう。

パクリと言われてしまうことも多い『空挺ドラゴンズ』ですが、日常物として見ると十分オリジナリティが強いです。

世間に「メシ漫画」「日常系」は数千作品はあるでしょうが、『風の谷のナウシカ』のような世界設定は珍しいでしょう。

また、似たような台詞を、無理やり言わせてパクっているという感じではありません。

物語の中で、登場人物が必要に迫られて台詞を発しています。

ナウシカやラピュタと世界観は似ていても、人々の日常がメインに描かれるため、登場人物の目的が異なります。

『空挺ドラゴンズ』では、宮崎駿リスペクトを独自の作品として生かしていると言えるのではないでしょうか。

空挺ドラゴンズのナウシカに似てる騒動 まとめ

ということで、『空挺ドラゴンズ』はナウシカに似てる?という話題でした。

・『空挺ドラゴンズ』がナウシカに似てるとネットで話題
・絵柄や服装、乗り物、小道具などの他、パロディのようなセリフもある
・作者の経歴は2010年アフタヌーン四季賞にて『鷹の台フリークス』で佳作、現在、「good!アフタヌーン」で『空挺ドラゴンズ』を連載中。
・作者本人も宮崎駿の『風の谷のナウシカ』からの影響を認めている
・ただし『空挺ドラゴンズ』は日常メシ漫画(グルメ漫画)のため中身はオリジナル

結論をいうと、作者本人が宮崎駿作品からの影響を認めて、作品に生かしているため、似ている部分があるのは間違いありません。

しかし作者も承知している上、国民的漫画・アニメと比較して似ているというのは、褒め言葉でもあると思います。

そもそも宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』自体が、フランス人作家・メビウスの漫画『アルザック』の影響を受けているとも言われています。

クリエイターが先輩クリエイターから影響を受けるのは、普通のことなのでしょう。

『空挺ドラゴンズ』には、『飛空艇での日常』『グルメ』『人間ドラマ』とオリジナリティのある見所も沢山あります。

「興味があるけどパクリならちょっと……」という方も食わず嫌いせずに読んでみてはいかがでしょうか。

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