2020年に『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』がアニメ化されると発表されました。
「嬉しい!?」「でもちょっと心配?」と、複雑な気持ちになっているファンが多いようですね。
中でも多い意見は「キングはどうなるの?」「ドラマ版のキングが好きなんだけど、アニメ版はどういうキャラになる?」ということ。
この記事では、『池袋ウエストゲートパーク』のキングがどういう存在だったのか? アニメ版ではどうなりそうなのか?をまとめていきます。
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)アニメ版のキングはどうなる?
ドラマ放送から20年近い月日を経てアニメ化が決まった『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』。
多くのファンが気にしているのは、「IWGPアニメ版のキングはどうなるの?」ということです。
池袋ウエストゲートパーク、やっぱ原作よりドラマのキングの方が好きなんだ……
— 坂バ (@sakamokkunni) 2019年9月2日
現状、アニメのキングのキャラ設定がどうなるかは、公式発表されていません。
なので、明確なことは分からないのです。
ただ、分からないままにしているのもモヤモヤするので、
・原作IWGPのタカシと、ドラマ版キングは、どこが違うのか?
・アニメ版キングはどうなる可能性が高いのか?
など、考察していきたいと思います。
ドラマ版『池袋ウエストゲートパーク』のキングが人気
そもそも、キングとは何だったのか?
この記事をお読みの人ならご存知だと思いますが、一応確認しておくと、次のようなキャラクターです。
・本名「安藤 崇(タカシ)」
・主人公マコトの高校時代の同級生
・金髪で喧嘩最強の池袋のカリスマ
・「G-Boys」「G-Girls」のリーダー
はーいはーい!いい?強いだけじゃ誰もついて来ないのよ。キングと張り合うんだったら、もっと頭使いなさーい https://t.co/6mdBpR9vNM
— タカシbot (@takashi_IWGP) 2019年9月1日
基本は「金髪で喧嘩最強のカリスマ」という、パワフルでシンプルなキャラクターですよね。
実際、作中にも次のようなセリフがあります。
「殴りたいから殴りたいヤツ殴る。それだけ。だから話し合いはウンザリだ。いつだってシンプルだろ」
ただ、浅いキャラではありません。実は「昔は気弱だった」という設定があったり、美意識があったりと、深いところも見え隠れするのですよね。
現在でもキャラクター人気は継続しています。
2015年に窪塚洋介さんが王冠をかぶって、ゲーム「CLASH OF KINGS」のCMに出演したときには、それだけで「キング復活!」などネット上でもネタにされていたほどです。
そんな人気キャラクター・キングですが、実は奇跡的な存在だったことがわかっています。
ドラマ『IWGP』のキングは奇跡の存在
実は、ドラマ『IWGP』のキングは、計算されて作られたキャラクター「ではない」のです。
原作のタカシとは正確が大きく改変されていますが、偶然の賜物だったという逸話があります。
・口調や仕草は、窪塚洋介のアドリブだった
・脚本家や演出家が、制作しながら改変していった
・結果、原作のタカシとは別人のようになった
・放送後は、主役以上の人気に
あーれー!すごいよーパンツ見えるよー!パンツ! https://t.co/e3WgKxrizS
— タカシbot (@takashi_IWGP) 2019年9月1日
サディストで怖い部分もあるものの、普段はノリの良いギャグキャラ。
なんと、そんなキングの口調や動きは、演じていた窪塚洋介さんのアドリブが大半だったというのです。
また、その演技を見て、脚本の宮藤官九郎さんや、演出の堤幸彦さんが、内容の方を修正したという秘話も語られています。
ドラマ版を見てから原作を読んだ人は「え、全然違う!」と驚いた人も多いようですね。
原作版IWGPのタカシはまた別のキャラクター
原作の方のタカシは、次のようなキャラクターです。
・「氷の王様」と呼ばれる
・クールでミステリアス
・ときに残忍な粛清も行う
・近寄りがたい存在で、友達は少ない
原作でも「キング」という言葉は出てくるのですが、ドラマのように連呼される感じではありません。
全体的にミステリアスで、どういう生活をしているのかが謎なキャラです。
それこそマフィア映画のハンサムなボスのような、危ない存在のような描写ですね。
一般的に、アニメやドラマで原作改変があると、映像版が叩かれがちですが、『池袋ウエストゲートパーク』の場合は逆でした。
後に原作を読んだドラマ視聴者が、「キングのキャラが違う!」と、なぜか失望されたりもしたようです。
(原作者の石田衣良さんとしては困ったリアクションでしょうが……。)
ただ、もちろん原作のタカシの方が好きなファンもいます。
だからこそ、「アニメは原作のタカシになるのか?」という点が、注目されているわけですね。
2020年アニメ『池袋ウエストゲートパーク』のタカシはキングになる?
ネットでは「ドラマの窪塚洋介っぽいキャラにした方が、アニメ版も人気出ると思う」という声があります。
一方で、「今度こそ原作版のキャラでアニメ化して欲しい」という意見もあります。
また、「ドラマとも原作とも違う、アニメオリジナルのキングになるのでは?」という可能性も示唆されていますね。
・コメディ路線→ドラマ版キングに近づける
・シリアスな青春モノ路線→原作版キングに近づける
・現代版アレンジ→アニメオリジナル改変
ということになりそうです。
結局のところは、まだ公式発表された情報が以下の記事の内容くらいしかないので、明確なことは分かりません。
→池袋ウエストゲートパーク(IWGP)アニメ版の内容やあらすじは?
続報を待ちましょう。
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)アニメ版のキングについて まとめ
というわけで、『IWGP』アニメ版のキングについてでした。
・アニメのキングがドラマ寄りか原作寄りか議論されている
・ドラマのキングは窪塚洋介のアドリブで生まれた奇跡の存在
・原作のキングはクールで残忍なキャラクター
・詳細は未発表なので、続報を待つしかない
ということですね。
アニメという媒体は、実写ドラマ異常に、非現実的なカリスマキャラが生み出しやすい媒体です。
窪塚洋介さんが演じたキングに似ていても、似ていなくても、魅力的なキャラクターになる可能性は大いにありそうですね。
アニメ『IWGP』のタカシが、『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルや、『銀河英雄伝説』のラインハルト、『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOなどと並ぶようなカリスマキャラになるといいですね。
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→池袋ウエストゲートパーク(IWGP)アニメ版の内容やあらすじは?