ハイスクール・フリート劇場版で脚本家が交代した理由を考察してみる

ハイスクール・フリート劇場版で脚本家が交代した理由を考察してみる
女の子たちが艦船に乗り込んで活躍するアニメ『ハイスクール・フリート』。

2016年にTVアニメが放送されてから、2017年のOVAを経て、2020年には遂に劇場版が公開されることが決定しました!

「続編は当然、当時のスタッフでやるんだろうなー」

と思いきや、なにやらTVシリーズの時の脚本家の一人、吉田玲子さんが劇場版には参加していないようです。

では、その理由はなんでしょうか? 考察してみましょう。

ハイスクール・フリート劇場版2020年に公開

オリジナルアニメである『ハイスクール・フリート』の劇場版の公開が発表されました!

現在、2020年の初春に公開予定とのことです。

ちなみにTVシリーズとOVAのBD、DVDの売上はこんな感じ

~ブルーレイ・DVD販売数~

第1巻 合計 9,236
OVA  合計 12,941

結構売れてた!

TV放送当時、「続編は厳しいかな……」という空気がネットにあったようにも感じました。

が、根強い人気でじわじわ売上を伸ばし、劇場版にまで至ったのは本当にめでたいですね。

劇場版の晴風Ⅱの活躍に期待です!

それともまたネズミが暴れるのか……!

ハイスクール・フリート劇場版は脚本家が交代!

TVアニメ『ハイスクール・フリート』でシリーズ構成、脚本を務めたのは、吉田玲子さんでした。

では、劇場版ではどうなのかと思い、公式ページでスタッフ&キャストを見ると、こう書いてあります。

~劇場版『映画ハイスクール・フリート』シナリオ担当~

脚本:鈴木貴沼・岡田邦彦

一見、「あれ? 吉田玲子さんいない」と思いますね。ですが、吉田玲子さんはOVAの時も、既に参加されていなかったようです。

ということで、吉田玲子さんが参加しないことについての、ネットの反応を見ていきましょう。

脚本家が交代についてのネットの反応

今のところ、脚本家の交代についてコメントをしている方は、不安視している傾向があるようですね。

脚本家が交代する理由は?

『ハイスクール・フリート』のBD売上は初動5,708と、コケたというほどの作品ではありませんでした。

失敗したから脚本を降ろされた、というわけではないのは確かですが、では交代の理由はなんでしょう?

そこで、あり得そうな原因をいくつか挙げてみます。

・吉田玲子が多忙 スケジュールが合わない
・ガルパンと比較されているのがしんどい
・艦の中だと吉田玲子の強みが活かせない(キャラが多すぎ問題)

吉田玲子が多忙 スケジュールが合わない

吉田玲子さんと言えば、『ガールズ&パンツァー』『けいおん!』『カレイドスター』など、いくつもの名作に携わってきました。

~吉田玲子の伝説~
・メインのシリーズ構成TVアニメ50作品以上
・劇場版20作品以上
・脚本担当作品130作品以上
・東京アニメアワードアニメ オブ ザ イヤー2回受賞

東京アニメアワードでは、2014年、2017年と、2度の脚本・オリジナル原作賞を受賞している方でもあります。

これ程の実績があると、いつ他の作品の仕事を引き受けていてもおかしくないですね。

実際、『映画・ハイスクール・フリート』の制作から公開に近い時期には、次のような作品の脚本を担当しています。

『モブサイコ100(ドラマ版)』
『リズと青い鳥』
『のんのんびより ばけーしょん』
『若おかみは小学生!』
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
『ハクメイとミコチ』
『きみと、波にのれたら』
『魔術士オーフェンはぐれ旅』
※2018年~2020年初頭までの脚本担当作

多忙すぎますね……!

ガルパンと比較されているのがしんどい

名作を手掛けたクリエイターには、過去作と比較されるという重圧がつきものです。

『ハイスクール・フリート』のキャスティング時にガルパンが影響したのかは不明ですが、放送当時は視聴者にとって、すっかり「ガルパンの吉田玲子」となっている時期でもありました。

吉田玲子さんの他にも、ガルパン制作スタッフは『ハイスクール・フリート』に関わっています。

「大ヒットしたガルパンとどう差別化を図っていくかのか」という点は意識されていたのではないでしょうか。

~『ガルパン』と比較される要望~

・「また『ガルパン』のような作品を作って欲しい」
・「逆に『ガルパン』とは別路線にして欲しい」

ネズミのバイオハザード要素からも制作側の迷走っぷりが伺えます。(艦船で感染というダジャレなのか……。)

『ガルパン』と比較された要望がしんどくなり、『ハイフリ』の制作から卒業していったのかも知れません。

艦の中だと吉田玲子の強みが活かせない(キャラが多すぎ問題)

『ハイスクール・フリート』は、30名の生徒達が、1隻の艦に配属されることで1クラスとなります。

主人公達が動かす晴風は小型艦ということもあり、ちょっと移動するだけですぐに誰かと鉢合わせるくらいの距離感です。

アニメでドラマを展開しなければならない距離感としては、かなりギッチギチ。密着した30人のやり取りを海の上でやり続けなければなりません。

アニメ本編では、買い出しに行くなどして、なんとか場面を変えつつ、飽きさせないようにした工夫の跡が見られましたね。

ちなみに、吉田玲子さん以外で脚本を務めたお2人も、OVAのオーディオコメンタリーで次のように語っていました。

「本編ではキャラが多すぎて設定を掘り下げれなかった。」

本来、女の子キャラ同士の距離感の変化でドラマを掘り下げるのは、吉田玲子さんの強みの1つ。

『ハイスクール・フリート』の舞台では、脚本家としての強みを活かせないのが分かったので、企画から離れたという可能性もありそうです。

スタッフ間でのトラブルはなさそう?

交代の原因となりそうなものを挙げてきましたが、スタッフとの喧嘩が原因で交代という線は、まず無いでしょう。

他の作品での吉田玲子さんの話題でも、対立などは耳にしません。

・『デジモンアドベンチャー』
・『けいおん』
・『ガールズ&パンツァー』

などでは、1作目終了後もスタッフと良好な関係を保っていることが分かっており、人当たりは良い方のようです。

そもそも、吉田玲子さんのキャリア的にも、喧嘩が成立するような相手が少なすぎるのではないかと思います。

脚本家が交代するけど映画『ハイフリ』の完成度は大丈夫?


【劇場版「ハイスクール・フリート」ティザーPV】(51秒)

ネットでは脚本家の交代による、劇場版のクオリティを不安視する声もありました。

しかし、劇場版の脚本を担当する鈴木貴沼さんと、岡田邦彦さんはTVシリーズの時から各話で脚本を書いていた方たちです。

OVAでも問題なく脚本を務めていていました。ファンの求める「ハイフリらしさ」は損なわれないのではないでしょうか。

~『映画・ハイスクール・フリート』の布陣~

・総監督:TVシリーズから続投
・脚本:TVシリーズからの脚本と原案担当者
・制作会社:クオリティに定評のあるA-1Pictures

特に、原案である鈴木高沼さんが参加しているの大きいですね。

また、制作会社がプロダクションアイムズからA-1Picturesに変更されています。

A-1Picturesは『ソードアート・オンライン』など、有名作品をいくつも制作してきました。クオリティに関しては安心でしょう。

もともと先が読めず、どう転がっていくかわからない『ハイスクール・フリート』。制作会社の変更によってどう変わっていくのか、という所も楽しみですね。

ハイスクール・フリート劇場版の脚本家について まとめ

では、今回のまとめです。

・劇場版『映画・ハイスクール・フリート』が2020年に上映される
・しかし、メインの脚本家が吉田玲子から鈴木貴昭、岡田邦彦へ交代
・ネットでは「不安」という声もある
・脚本家が交代する理由は、多忙でスケジュールが合わなかった。ガルパンを期待されているのがしんどい。艦の中でドラマを展開させるのが困難だった。(キャラが多すぎ)
・OVAではすでに吉田玲子が離れている
・映画の完成度は、TVシリーズの時から何が起こるかわからない作品だから大丈夫!

ということで、脚本家の交代に関してまとめてきました。

吉田玲子さんが参加していないのは残念ですが、監督もTVシリーズに引き続き、継続してくれています。

劇場版では戦闘にも気合入ってそうで期待ですね!

制作会社も変わるので、もうこの際、元々良かったビジュアルの良さを、さらに追求していってほしいです!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする